クライミングツアー 四国・中国編

2005.2.10〜13
田中・万福(記録)


 2日以上の期間に複数の岩場(近場のゲレンデを除く)をめぐり、各岩場においてそれなりの成果を残し、今後のクライミング技術の向上に役立てる…クライミングツアーの定義を以上のように定め、企画した今回のツアーも蓋を開けてみると参加者は2人。しかし、そんなことで挫けるようなクライマー2人ではなかった。

2/10 天王寺21時出発。
 淡路島経由で徳島の日和佐(海亀の産卵で有名)に0時過ぎ到着。2人だけなので、軽く一杯だけ飲んで、車中泊。明日に備える。

2/11 (晴れ)
 日和佐の岩場は普通の岩場と違い、海に面している。といっても、小赤壁のように遊歩道があるわけでもなく、いったん手前の山に登り、海に向かって降りていきながら岩場に向かう。降りながら岩場を探すのがこんなに難しいとは…。なんせ、回りは全て岩なのである。(岩には踏跡がつかない)というわけでかなりの時間と体カを要し、たどり着いた岩場は2人の岩場の概念から大きく外れていた。大阪ドームとまではいかないが、全天候型の洞窟の中にある岩場なのである。天井部分にも一杯ボルトが打ってある。しばらく2人で天井を見上げていたが、首が痛くなってくるし、自分と地球の位置関係が良くわからなくなって、頭が痛くなってくる。日が当たらないので寒いし、足元には波が打ち寄せている。というわけで、とりあえず洞窟から抜け出し、日当たりの良いエリヤに移動。90度までのやさしいルート5.8〜5.10Cを交代で数本登ったら結構疲れてしまい、たいした成果も無いまま岩場を後にする。温泉に入って疲れを癒し、次の予定の香川県高松に向かう。(ツアーは移動が長く大変なのである)夕食は高松市内で名物の讃岐うどん、岩場のそばに駐車し、いっぱい飲んで車中泊。

2/12 (晴れ時々曇)
 本日の岩場は紅ノ峰(コウノミネ)、瀬戸内海に面した五色台の1つで岩質は安山岩。昨日の日和佐と感触があまりに違うので最初はかなり戸惑う。トポに載っているルートは11本のみで5.10A〜5.12A。とりあえず10Aから始めるが、結構怖そうだったので、田中さんにマスターOSの権利を譲る。次の10Cは岡山のクライマーがアップで登った後、ヌンチャクを付けたままにしていたので、「ヌンチャク借りてもいいですか?」と一声かけると、一瞬ギョッとしたような顔でこちらを睨み、その後しばらく間があって「どうぞ!」と愛想の無い返事。大阪とでは習慣がちがうのかしら?と疑問に思い、岡山オヤジがテンションかかっていたそのルートを意地でOS。もう一本ヌンチャクのかかっていた10Cが
あったが、気分が悪いので借りるのはよす。岡山クライマーから見えない位置にある11Aに手をつけるが、ほとんど各駅停車状態。なんとか終了点に達し、下降途中でムーブを確認したうえでRP。この岩場は結局3本のみだったが、ひさしぶりのイレブンに結構気をよくする。
 坂出から岡山に渡り、王子ヶ岳に向かう。近所の温泉につかり、王子ヶ岳の駐車場で車中泊。

2/13 (曇)
 山頂の公園の中に点在するボルダーは昨日と違いガビガビの花崗岩。日替わりで岩質が違うのでまたしても戸惑う。結局、王子ヶ岳のスラブ登竜門「グリコ」4級は登れず、ボルダーマットが無い事と、帰りに渋滞に巻き込まれない事を理由に、スゴスゴと王子ヶ岳を後にする。まだ明るいうちに帰阪。次回のツアーに乞うご期待。


(万福)